たけのこ こどもクリニック

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たけのこ こどもクリニック
竹内 穂高 先生
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    この度は、独立開業まことにおめでとうございます。
    この機会に改めて、これまでの振り返りを含めたインタビューにお付き合いください。
    竹内先生がドクターを志した時期やきっかけを教えていただけますか。
    高校生くらいの時だったと思いますが、私の周囲ではたまたま医師を志している友人が多く、自然と彼らの影響を受けました。現在、彼らの何人かは大学病院や国立病院の要職について活躍している者もおり、私も大いに刺激を受けております。
  • 診療科目は、早い段階から決められていたのでしょうか。
    大学時代の臨床実習の時に回った小児科がきっかけですね。肺炎の子を受け持たせていただいたのですが、入院当初は呼吸も苦しそうで明らかに辛そうであったのですが、治療によりめきめきと状態が改善し退院のときに本人から感謝のお手紙をもらいました。この時の印象がとても強く、自分は子どもに関わる科に進もうと決意しました。
  • いつ頃から独立を決意されましたか。またそのきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
    地域の基幹病院での勤務やクリニックでの院長を勤めているうちに、やはり雇用されているという身分である以上、どうしても診療にある種の制約がかかる部分があるのですね。病院の経営面も重視しなくてはいけないという。コスト意識を持つことはもちろん大事ですが、そういったことにとらわれすぎず思う存分自分の理想の医療をしてみたい、そうした気持ちが年々強くなり独立を決意しました。
  • 開業されるにあたって心配事はつきものかと思いますが、特にお悩みになったところはどの辺りだったのでしょうか。
    やはり資金面の問題でしょうか。うちはまだ子どもが小さくこれからいろいろと教育費などもかさむのに、多額の借入金を抱えて万が一経営に失敗したらどうしようという不安は今もつきませんね。
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    クリニックを開業されるにあたって、こだわりや重きを置いておられた部分はありましたか。
    小児科に来られる保護者さんは、電車でお子さんを連れて来院することはまずありません。ほとんどが自家用車か自転車での来院です。ですので例え駅から離れていても、広い駐車場があることを第一に考えました。この点は地主さんと隣接する薬局さんのご厚意で、広い駐車場を共有で使わせてもらえることになり大変助かっております。おかげさまで今のところは駐車場が満車で入れないという苦情を頂くことはありません。
  • 開業の準備の中で、課題や苦労されたこと、気を付けたこと、印象に残った出来事はありますか。
    開業の物件探しを始めたのはコロナ流行前の3年ほど前からですね。実際に物件を現場まで見に行ったものも多いですが、詳しく話を聞いただけの物件も含めればトータルで20件くらい検討したでしょうか。なかには契約寸前までいった物件もありましたが、結果的に成約までは至りませんでした。理由はいろいろありますが、一番はコロナですね。当初できるだけ家賃をおさえるコンパクトな開業を目指していましたが、換気用の窓の数、隔離室の有無、密にならない広さの待合室などコロナにより重要視する項目ががらりと変わり、物件を一から見直しました。
    その結果物件探しはかなり難航しましたが、現在の場所にて小児科のクリニック誘致に大変熱心でご理解のある地主の方と偶然出会えたことにより一気に道が開けました。担当して下さったクドーカンパニーさんも丁寧かつ素早い仕事ぶりで、決まってからはトントン拍子で進み、ほぼトラブルらしいトラブルもなく開業までこぎつけたのではないかと思っております。
  • 今のお話をお聞きし、何かを進めるときにはタイミングや良いご縁はとても大事なのだと改めて思います。クリニックが完成して初めてご覧になったときの、ご感想はいかがでしたか。
    今までの苦労が一気に吹き飛ぶくらい感慨もひとしおでしたね。木造ならではの木の暖かい雰囲気も大変気に入っております。また、当院は40坪なのですが図面よりもずいぶん広いなと感じました。レントゲン室がない小児科では40坪程度あれば機能的には充分なのではないでしょうか?
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    完成したクリニックの使い心地はいかがでしょうか。気に入っている部分や、使ってみて良かったところがあれば教えていただけますか。
    ソーシャルディスタンスを重視して、待合室や通路を広く設計しました。結果的にベビーカーのままで院内を自由に移動できる広さとなりました。またクリニックのロゴマークはたけのこの親子をイメージしたものですが、クドーカンパニーさんにはこのテイストを崩さぬようにナチュラルなイメージで内装を手がけていただきました。院内の自然な色合いと木をふんだんに使用した落ち着いた雰囲気は大変気に入っております。
  • 新しい環境でスタートされた今、竹内先生のお考えの医療方針や展望があればお聞かせください。
    常に考えているのは地域への貢献ですね。小児専門のクリニックとして周辺の方々のお役に立てるようなクリニックにしていきたいというのが第一の目標です。たけのここどもクリニックができて本当に良かったねと思っていただけるような医院にしていきたいですね。
    もう一つは少子化への対応です。私が小児科医となった20年前と比べて小児人口は大きく減少しており、少子化への歯止めは全くかかっておりません。それに伴い小児科医の役割もずいぶん変わってきていると肌で感じています。一人一人のお子さんの経過をじっくりと聞いて一人一人のニーズにあった対応をしていく必要があると強く感じています。そのためには保護者の方とのコミュニケーションを上手にとっていかなければなりません。その点でまだまだ未熟だと痛感する日々ではございますが、できる限りお母さん方のニーズを汲み取り当院から帰るときには、皆さんがすっきりとしたお気持ちでお帰りになれるように努力していきたいと思っております。
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    りがとうございます。「地域貢献」は弊社も常に志しており、そういった想いを持たれている先生をお手伝いでき、嬉しく思います。また少子化に向けての方針や感染症への対策など、本当に地域医療は時代の転換期にあると弊社も感じています。それだけにこの機会で新規開業されたことは、今後に確かな優位性を貴院にもたらすものと考えています。
    最後に、現在開業をお考えのドクターへ、何かアドバイスや助言があればお願いします。
    私の場合は、クリニック建設に非常にご理解のある地主の方とたまたま出会えたことにより、本当に偶然が重なって開業まで至ったと考えております。100人の開業があれば100通りの道があり、開業までの道のりは一人として同じ道はないと思っております。ですので、このインタビューを読んでくださっている方も、単なる症例報告程度のエビデンスレベルのものを読んでいると思ってくださった方が良いと思います。開業した先輩などからいろいろな情報が入ってくると思いますが、そういう話もあるんだろうなあという程度に参考程度に聞いておくスタンスがよいのではないでしょうか。
ご開業直後にもかかわらず、ご多忙の中インタビューにご協力頂き重ねてお礼申し上げます。竹内先生はお会いしたときから、強い開業への想いとご自身の方針を持たれていました。きっとご自身が思い描く医療が実現できるかと思います。竹内先生の益々のご盛業を心よりお祈りいたします。 https://takenoko-kodomo.com/
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