事業背景 千葉県松戸市のオーナーさまより、桜並木沿いの閑静な住宅街に、何か地域貢献できる建物を建てて欲しいという依頼がありました。お話を伺ったところ、診療所などが良いと考えておられ、当社の評判を聞いたうえで問合せをしたとのことでした。それを受け早速診療圏調査を行ったところ、多くの診療科目で高い潜在力があることが分かり、本格的にプロジェクトがスタートしました。
提案 診療所を集積し、クリニックモールとして建物を建てる提案を行いました。建物のテーマとして、「カーサ・ディ・ドットーレ(ドクターの家)」というテーマを掲げ、医療の神「アスクレピオス」のシンボルマークを建物の要所に配置しました。 クリニックモール開発の最も難しいポイントは、ドクターの誘致です。本プロジェクトは、当社が建物のリース部において家賃保障を行う「マスターリース」とし、施主さまにとっての返済原資の安定化を図りました。 ギリシャ神話における医療の神「アスクレピオス」の杖に、地名である八ヶ崎の「8」の字状に蛇がトグロを巻いたシンボルマーク。 各階エレベーター横の銅板は「ドクターハンド」と呼ばれ、某百貨店のライオンのようにご利益があると来館者に親しまれています。
効果 オープン当初は呼吸器・アレルギー内科と調剤薬局でのスタートでしたが、小児科、歯科、児童発達支援・放課後デイサービスが相次いで参入し、現在では毎日賑わいをみせています。また市民からの推薦を受け、2015年の松戸市景観賞を受賞しました。施主さまの「地域貢献」の想いは、予想以上の効果で達成されることとなりました。