【診療科目別】精神科・心療内科の計画について

医療経営建替え・開業

医療・介護に特化した総合ディベロップメントを行うKudoカンパニーです。
今回は、精神科・心療内科のクリニックをテナント開業する時の面積は、
どれぐらいの広さが必要となるかをお話します。

当ブログでは、面積の単位を分かりやすく畳数で表示いたします。
おおよそ、1坪は畳2枚分です。(1坪=2畳)

診察室は、精神科・心療内科の場合は、横になるベッドと医師の机ぐらいなので、
6畳で充分と思われます。
診察室以外にも、待合室・処置室・検査室が必要となります。

待合室は、体調が悪い時は体を動かすことも辛く、最低限の動きで済ませたいと思います。
更には、精神科や心療内科では、今話題の適応障害や鬱の方々など、デリケートな事情で来院されてくる方々なら、
たとえ他人であっても顔を合わせたくないものです。
上記理由を考慮して8~12畳くらいは必要と考えます。

処置室は、精神科・心療内科なのであまり必要はないかと思われがちですが、
時々興奮した患者さんを鎮めるために、セレネース注やレボトミン筋注等の鎮静剤を
打たざる得ない時もあるので、点滴室のようなベッドを2台分ぐらい置けるスペースも必要ではないかと思います。
さらに、体調の悪い患者さんをお待たせすることも出来ないので、処置室のスペースは広くする必要があります。

検査室は、認知症検査や最近では光ポトグラフィー検査など、医師の主観ではなく、
脳の状態を診断する検査装置も開発されております。こちらも、多少の確保は必要かと?
カウンセリングルームも、検査室と同等なので、6畳は是非確保して頂きたいスペースです。

レントゲン撮影も、全身の撮影が必要であれば機器やスペースも広くなり、
部分的な撮影のみであれば、広くする必要はありません。

弊社の考え方ですが、精神科・心療内科には、レントゲン撮影は要らないと思います。
どうしても、CTやMRIのような特殊な医療機器が必要な場合は、
病診連携などを利用して、近隣の病院でお願いすることもできます。
こうした横の繋がりが出来ることも、クリニックとしての強みとなるので、
開業の際には、是非弊社(Kudoカンパニー株式会社)に相談してみて下さい。
そして、先生ご自身とスタッフが動きやすい環境である事も、忘れないで下さい。

最後に、結論ですが、精神科・心療内科 クリニック(医院)に必要な面積は、
ズバリ、最低で50畳~70畳は、候補に入れるべきであると考えます。

先生によっては、精神科・心療内科は、診療とカウンセリングだけでじゅうぶんという先生は、
20畳もあれば良いという考え方もありますが。各診療科目によって、用途は様々に変わってきます。
例えば、50畳で気に入った場所に物件が出てきた場合には、
何とかその面積で出来ないか考えなければなりません。

弊社は、開業なされる時に、複数の選択肢を様々な角度から検証し、相対評価で選択のお手伝いを致します。
迷われた場合は、病院・クリニック建設の実績がある、Kudoカンパニー株式会社へのお問い合せ、
よろしくお願いします。

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