【診療科目別】「消化器内科」の計画について
医療経営建替え・開業
医療・介護に特化した総合ディベロップメントを行うKudoカンパニーです。
今回より、新しく医院を建てられる先生に向けて、診療科目別に記事を書いていこうと思います。
これまでの記事より少し踏み込んでプランのポイントを述べていくつもりです。今後のご参考になれば幸いです。
【各部屋の面積について】
人が使い空間に目的がある以上、基準とされる面積の目安はあると当社は考えており、
以降の説明では参考ではありますが面積を表記しています。狭い面積では窮屈となり、
診療環境に悪影響が出やすくなることはもちろんですが、反対に広過ぎてもスペースの無駄や冗長な動線につながり、
使い勝手が悪くなるばかりか建物・家賃に掛かる費用が増えてしまいかねません。
その一方で、先生の診療スタイルなどにより、適正な広さに差が出てきます。
例えば、診察室で超音波診断(エコー)検査を行う場合、検査機を置くスペースが必要になるため、
その分を勘案して面積を見込むことをおすすめいたします。
今回は「消化器内科」のプランに焦点を当てます。
〇診察室:5~6畳
・診察デスク(電子カルテ用及び画像診断用モニターが2台並ぶほどの大きさのデスクが主流です。)
・患者様用椅子
・手荷物台
・診察台 1台(幅65㎝×長さ1.9m程)
腹部の聴診や触診を行うため、大きめのベッドを希望される先生が多いです。
・部屋数は2診以上をおすすめします。
普段は診察に使わなくても、感染症対策室や患者様の待合スペース、
スタッフの作業スペースに対応できるため、2診以上を希望される先生が多いです。
・前述のとおり、超音波診断(エコー)検査を行う場合は面積を多めにとります。
その場合、照明の調光機能もほぼ必須となります。
〇待合室:適宜
・最近はインターネットの普及と感染症リスク低減の観点から、予約制を採用しているクリニックが増えています。
その場合の待合室はコンパクトになる傾向にあります。反対にソーシャルディスタンスを設けるために
通常の1.5倍程度の広さを確保して、感染に考慮していることを患者様に周知する場合もあります。
・窓について、昨今の新型コロナウイルス感染症対策として、待合室の換気を当社では推奨しています。
待合室には、大型の窓を設けて換気できるような設計をすることにより患者様に対しても対策していることを周知できます。
・テレビ(45インチ~)大型化、薄型化の傾向が著しく、更に値段もこなれてきていることから大きめを採用される先生が増えています。
〇処置室:8~15畳
・診察台 2~3台(幅65㎝×長さ1.9m程)
・採血台
・心電計
・超音波診断(エコー)
・流し台(検尿後の処理等作業用)
・オートクレーブ
・汚物流し
〇内視鏡検査室:6~10畳
・内視鏡タワー
・処置台(昇降、リクライニング等の機能付き。大きめのものを選ばれる先生が多いです)
・内視鏡保管庫(6本掛タイプ 幅70㎝×高さ1.9m)
・内視鏡洗浄機(内視鏡洗浄室として隣室に設けることが多くなりました。)
・流し台(内視鏡洗浄室があればそちらに設けます。機器の予洗いなどにも使うため、大きめのものをお勧めします)
・汚物流し(内視鏡洗浄室があればそちらに設けます)
・照明(調光可能なタイプ)
・消毒液使用や下部検査の臭気除去のため、機械換気性能はゆとりを持たせます。
〇リカバリー室:2~4畳
・リクライニングチェアーまたはソファー
・診療スタイルにより複数室設けることもあります。
(例えば、検査着に着替える更衣室や、下部検査の際の排便待機の場所とするなど)
・回復室を設けず処置室の診察台にご案内するクリニックもあります。
〇エックス線室:5畳~
・診療所の多くは一般撮影となります(TV撮影の場合は一般撮影に比べ大きな面積が必要になります)。
・エックス線機器
・カーテン(更衣室仕切り用)
・ほとんどの場合、隣に操作室と確認用の(鉛ガラスでできた)窓を設けます。
以上ポイントのみを申し上げましたが、ご検討されている先生の中には場所に制約があるなどで、
満足に面積が取れない場合もあるかと思います。
そのような場合でも、当社では制約に応じたプランニングに応じています。
私たちは先生方のお悩みを解決する手段を持ち合わせております。
開業・建替えでお悩みでしたら、ぜひご連絡頂ければ幸いです。
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