- アリス耳鼻咽喉科
- 工藤典代 先生
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- 開業から約2年経ちましたが、心境に変化はございますか?
- そうですね。おかげさまで毎日、多くの患者さまに来院頂いております。今までも赤ちゃんからご高齢の方まで様々な方を診てきましたが、やはり、お子さんの多い地域だからでしょうか、小さなお子さんを連れたご家族の方が多数来院されている印象ですね。お子さんにとって病院は不安になる場所ですから、スタッフも私自身も優しく接するようにと日々心掛けております。
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- 耳鼻科はどうしても顔の周りの診断になるため、お子さんは特に不安になりますよね。
そんな不安が少しでも軽くなるように、クリニックの雰囲気にはこだわりを多くお持ちだったと思いますが、初めて完成したクリニックをご覧になった時の印象はいかがでしたか? - 優しい雰囲気の内装に仕上がったなと感じました。備品がクリニックのロゴマークに使用されているラベンダー色で統一されていますし、キッズスペースの壁紙もそれに合わせたかのようでした。また、クリニックのある建物自体も特徴的で、吹抜けがあったんですよね。そこに面して中待合を配置して、どこの部屋も明るくなるよう工夫していただけたので、そういった雰囲気が出せたのかなと思います。
- 耳鼻科はどうしても顔の周りの診断になるため、お子さんは特に不安になりますよね。
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- 細かなところにも気づいていただいて、ありがとうございます。
では、特に心掛けたことや重要視したものはありますか? - こだわりはたくさんありますが、やはり患者さまの状態をしっかりと診ることができる環境づくりですね。実際に診察をする際には、どんな体勢で行うのか、スタッフの動線も考えました。また、診療ユニットはどのようなタイプが使いやすいのか、備品の配置や椅子の高さ、医療機器の仕様まで、使いやすさ、診療のしやすさにこだわりがありました。Kudoカンパニーさんに、業者さんやメーカーさんのデモンストレーションをセッティングしていただき、納得がいくまで検討を繰り返しました。
- 細かなところにも気づいていただいて、ありがとうございます。
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- 日々の診療の中で、心掛けていることは何かございますか?
- そうですね。患者さまにも症状をきちんと理解していただけるように、診察内容を“見える化”しています。耳鼻科の診察範囲は、患者さまご自身ではどうしても見ることができない部分です。そうすると、今の症状がどう良くなっているのか、もしくは悪化してしまっているのか、ご本人には分かりません。また、言葉で説明しようにも、医療の言葉は難しいですからね、どうしても伝わり難いんです。ですから、モニターを使用して過去の写真やデータと見比べながら、患者さまにも親御さんにも分かりやすいように説明しています。ご自身の症状を把握していただくのは、治療を進めるうえで大切ですからね。
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- 確かに、自身の症状が分からなければ、何に気を付けなければならないのかも分かりませんね。患者さまと真摯に向き合う先生ならではのこだわりですね。
では、先生が今後の目標とするクリニックについて聞かせてください。 - 患者さまに、「来て良かった」と思っていただけるようなクリニックにしていきたいですね。何か健康面で気になることがあれば、「あの耳鼻科に行って相談してみよう」とか「知り合いにもお勧めしたい」と思ってもらえるような医療を目標としています。
- 確かに、自身の症状が分からなければ、何に気を付けなければならないのかも分かりませんね。患者さまと真摯に向き合う先生ならではのこだわりですね。
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- 最後に、開業を志しているドクターへメッセージをお願いします。
- 大きな病院に勤めた経験もあるのですが、どうしても病院の方針などで出来ることや診療内容が制限されてしまう場合があります。その点、開業すれば、経営面など考えることは増えますが、自分の理想とするスタイルを追求することができます。また、地域の方に喜んでもらい、通って頂ける実感は日々のモチベーションにつながります。開業をお考えの方は、まずは何でも相談できるパートナーを見つけることから始めてはいかがでしょうか?苦労もありますが、きっと明るい道が開けるのではと思います。
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- ご多忙の中、ご協力いただきありがとうございました!
工藤先生が院長をつとめる「アリス耳鼻咽喉科」のホームページもぜひご覧ください。
http://alice-jibika.com/